冷戦(裏方)









「なあスザク、いい加減ライから離れたらどうだ?」

「何言ってるのルルーシュ、君が離れるべきだろう?」




みなさんこんにちは、生徒会執行部のリヴァルです。

で、目の前でさっきからずっと言い争ってるのは生徒会副会長のルルーシュと、学生だけど実は軍人さんことスザクの二人です。






この二人、幼馴染らしんだけどかなり仲が悪いです。



まあ原因が原因だから賢い僕は二人の仲には口を出さないことにしてます。




その原因とは謎の美少年ことライという少年です。


ライは所謂記憶喪失と言うやつで突然俺らの前に姿を現した。


何も知らないしライに対して最初は警戒していたけど、いつの間にかみんなに馴染んでいた。




ライは仲良くなるにつれて自然と笑うようになってきた。



その笑顔の爽やかさと言ったら半端ないんですよ・・・。





ルルーシュのような凛とした微笑やスザクの人懐こい笑顔。


まあこの二人の外面はかなり人気のあるものでファンクラブは学園の外にも広がっていたりします。




あくまで言うけど、外面だから!

みんな騙されてるって言っても誰も信じてくれないほどの完璧さは憎いんだよなーこれが。






で、ライの笑い方は二人を足して2で割った感じかな。

但しこっちは純度100%、俺が保障します。


白い肌と色素の薄い髪のせいで儚さがあるけど、運動真剣抜群なので汗も爽やかな体育会系であったりもする。






しかもライは人が良いから、学園のみんなと仲良くなっても俺との約束は絶対忘れない。



そんな顔良し、性格よしのライは男女構わずもてる。




俺の愛しの生徒会長までも・・・いや大丈夫、落ち着こう俺まだ大丈夫だっ・・・多分。



そんなライはルルーシュやスザクからもかなり好かれている。





俺や周りの男からみれば早くどちっかとくっつきゃ良いのに、と思うけど二人に手助けをする人は誰一人としていない。


なぜなら


『へえ、ルルーシュの味方するんだ。』
『ほう、俺の敵に回ると言うことか?』


うん、どっちについても死亡フラグ免れないねっ。





触らぬ神に祟りなし、だ。













「お前は軍のこととかで忙しいだろう?」

「いや、そうでもないよ。僕はどこかの誰かさんと違って体力あるしね」


「ああそうか、そうだよな。
体力馬鹿は周りの空気が読めてないよな。周りの迷惑も考えられないくらいに」


「え、何言ってるのルルーシュ。君が他人にどれだけ迷惑かけてるのか分かってるのかな?」




「っていうかさ、ルルーシュ邪魔なんだよね。ライから離れてくれない?」


「何の権利があって言うんだ?お前は何様のつもりなんだ」





「僕はライの未来の恋人だよ?」



「ライは俺のだ!」





だんだんルルーシュとスザクの声が遠のいてく気がする。



あぁ、お願いだから生徒会室を戦場にしないで下さい。















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冷戦の裏側です。


取り合えず私が書くとスザクとルルーシュの中が険悪になりリヴァルは苦労人フラグです。






2009.06.20

ぎが





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